toro

着地

価値のない過去

夏の夜の湿気と土と草のにおいをたくさん吸い込んで歩いた。
このにおいは、このノスタルジーは、私の心を暗いほうへもっていくものだった。
そのたびに何とも言えない気持ちになってた。


ここ2ヶ月ほど、その気持ちがやってきている。
心が昔に戻ってしまったみたい。
暗く、不安定で寂しいきもち。逃げ場のない感情。
昔に戻りたいなんて思ったことがなかったのに。そんなことお構いなしで戻ってしまった。

14年も前の、変えられなかった、答えられなかった、立ち止まっていた、思いやりがなく余裕のなかった自分の選択や答えが、それに対する後悔が、頭を支配している。フラッシュバックでよみがえる。

つらく、悲しい、狂うような気持ち。自分の感情ばかりで埋め尽くされて、
とても、人の気持ちを考えられる余裕がなかった。あのときどれだけ、迷惑をかけて、どれだけ不快な気持ちにさせていたか。想像しても仕方ない。それが原因で一人の人間が離れていったことだけは事実だ。

ちゃんとその人からSOSでてた。
私は自分が傷つくことにだけ過敏で、本当に都合の良い記憶しか残っていない。我ながらやべー女である。やべー。

だめだね。あたまのなかがゴミでいっぱいだと、考えられるものも考えられなくなる。我慢なんてしたって、自分にも周りにもいいことないよ。人が離れていくだけ。
伝えることを諦めちゃいけないんだ。我慢は思考をネガティブゆるふわモードにする。

蕁麻疹もでるし、夜寝てる間にかきむしって、痣まみれ。たばこやお酒を現実逃避につかって、げろげろぶくぶくの身体になる。なにこの循環。悪すぎる。

昔は1年に1回は絶対39度の高熱で寝込んでたし、蕁麻疹で顔がやばかったな。今思えばそういうことなのかも。気づくの遅い~。やばい~。

とりあえず明日はトレーニングだし、禁煙してるし、お酒はワインしか当分飲まないときめたし。がんばろおね。たい